てっくすてーしょん

圧倒的に楽しく働き、圧倒的に成長したいwebエンジニアの雑記

天才を諦めたやまちゃんから学ぶ怒りドリブン自己研鑽

「天才は諦めた」を読了
先日、山ちゃんと蒼井優さんの結構報道を見て、積んであったことを思い出し一気読みしました。

怒りドリブンな自己研鑽や自分の追い込み方など、なかなかストイックな内容が盛りだくさんの本となっておりたくさんの学びがありました。

今回はその中で心に残った文章や学びとなった言葉を紹介していこうと思います。

書籍情報

発売日:2018/07/06
出版社: 朝日新聞出版
レーベル: 朝日文庫
ISBN:978-4-02-261936-5 

この本の学び

怒りのノート

吉本の社員さんがこちらを見ることもなく言い放ったあのセリフを思い出して、あえて自分をイライラさせて、その怒りでサボる選択肢を消すことにした。
この本では、随所に怒りというワードが出てきます。
山ちゃんは怒りを有効活用することによって、自分を磨く推進力にしてきたそうです。
誰にだった、自分の目指す場所や、目標、やりたいことなどがあったりすると思います。
簡単に達成できれば良いのですが、意外とうまくいかないことがほとんどで、到達するには結構な努力が必要だったり、辛く苦しい思いをしないといけないことも結構あります。
そんなんときに、人はサボってしまいます。正直サボっても困るのは自分だけで、誰もケツを叩いてくれません。甘やかし続ければ、ずっと同じ位置のままです。
そうならないために、山ちゃんは怒りをノートに書くのです。
自分がすごくなって、あいつを見返してやるんだ。といった内容をノートに書き綴り、サボりそうになったらそのノートを見て頑張る。
修羅のごときモチベーションを保つ方法だなって思いますが、怒りとか怒りに似た感情っていうのは、確かに大きなエネルギーを持っているなって思います。
 
いつまでその怒りの火を燃やし続けられるかが問題かなと思ったりもしましたが、確かに1つの事柄に対する怒りだとそのうち鎮火してしまうかもしれません。
なので、たくさん書くのがポイントかなって思います。そうして怒りや嫉妬の感情が溜まったノートなら、見返した時に、いくつかは鎮火してしまっても、過去の怒りでまた火が灯る。みたいなことが起こるのかなって思いました。
まぁ、そのノートは地獄のような内容になり、絶対人に見せられない呪われしノートみたいになりそうですが、怒りドリブンのモチベーションコントロールはきちんと身につければとても有効な手段として使えるなと思いました。
よく、もっといい男になって俺を振ったことを後悔させてやるんだ!っていうのと似ていますよね。

非生産的な時間をなくす

僕は、くよくよタイムを短くすることがいかに大事かを自分に言い聞かせた。
自分のしてしまったことを後悔することは誰にだってあると思います。だって、人間ですから。
しかし、ただひたすら過去を後悔しても未来は何も変わらないですし、自分も辛いだけで何にも生み出さない。つまり、非生産的な時間なわけです。
そんな無駄な時間を過ごしている暇があるなら、同じことを繰り返さないように分析したり、実力が足りないなら自己研鑽した方が、全ての人に平等に分け与えられた1日24時間という時間を有効活用できますよね。
そして山ちゃんは、このくよくよタイムを短い時間で切り抜けることができたら自分を褒めてあげるそうです。
 
例えば、合コンを例に挙げて考えてみます。
昨晩、あなたが参加した合コンは、結果的に惨敗に終わりました。
あのタイミングで、気の利いたとっさの一言が言えていたら、もっと会話が弾んでなんだか気まずい沈黙はなかったのではないだろうか?
もっと考えてメッセージを送っていたら、この既読スルーにはきちんと返信が来ていたのではないだろうか。
今回の女性陣に対しては、もう少しフォーマルな格好で臨んでいれば、この未読スルーにはせめて既読がついたのではないだろうか。
世の男性は誰もが1度はぶち当たったことがある悩みではないでしょうか?
しかし、ただ後悔しているだけでは、次も同じことを繰り返してしまうだけです。
それどころか、あいつイマイチだなとか言って、友達からのお誘いも来なくなってしまう。なんてことがあるかもしれません。
そんな由々しき事態を解決する方法は、次の自分に期待するでも、うまくいきますようにと神頼みすることでもなく、どうしてこうなってしまったのかをきちんと分析して、次に向けて対策を立てることですよね。
そうして、必死に身につけた教養で、あら、この殿方は大人の落ち着いた雰囲気だけでなく、小洒落たジョークもお上手で一緒にいてとても楽しそうだわ。うふふふ。と女性の心を鷲掴みにする確率をあげて行く。というのが大切なんだなと学びました。

自分を天才のステージまで持って行く

天才の方々と凡才の僕の大きな違い。天才は、計算などせずに自然とやったこと・言ったことを、周りが勝手に「特別だ」とか「変わっている」と思う。そういうものだ。
それに対して僕は、周りに「特別だ」と意識させるように仕向けて、自分をそこに追い込んでいく。
天才だと思われたいから、周りに仕向けるのではなく、天才だと思われた上で、自分にプレッシャーをかけ、そのステージまで持って行く。というのがすごいですね。
さらに天才の分析、自分の分析がしっかりできているからこそ、こう言ったことができるのではないかなと思います。
これはまさにプレッシャードリブンと振り返りの合わせ技みたいなものだと感じました。
人は、自分がどのようになりたいのかをはっきりさせるために自己分析し、日々の行いを振り返ることによって今自分がどの位置にいるかをきちんと把握することができる。
そして、自分にプレッシャーをかけ、無理やり自分が目指すステージに持って行くことにより、コンフォートゾーンを抜け出し、より大きく成長することができる。ということですね。 

○○は逃げ出した。しかし回り込まれてしまった

答えは知っていた。
僕は完璧に退路を断つことにした。
しかし、退路は断たれた。やるしかない。
山ちゃんは、M-1へ挑戦することを深夜ラジオ番組で宣言し、後には引けない状況に自分を追い込みました。
悩んでいると人はどうしても楽な方楽な方に流れていってしまいますよね。
テスト期間になると部屋の掃除を始める。なんていうのは、鉄板ですが、そうやって人は嫌なことや辛いことをやらないために、本能的にやらない理由を探すらしいです。
それがたとえ自分を目指す高みにあげてくれることだと分かっていても、辛いものは辛いんです。
​では、どうしたらやるのか。退路を断つんです。そして、魔王を倒しに行くんです。
よくあるのが、もうすでに魔王の城の城の目の前まで来ているのだが、本当に私は魔王を倒せるか不安だ。
そう言えば、薬草の数は足りているだろうか。危ない危ない。薬草は最大10個まで持てるのに9個しか持っていなかった。危うく後一歩のところで、HPが回復できなくて負けるところだった。
やっぱりきちんと装備は揃えないといけないな。そうだ。ここでもう1度全ての装備をチェックしてみよう。
うわ、道具袋の中きたねぇ。なんだこの紙切れ、ムムム!これはスタックのママさんの名刺じゃないか。遊び人め、余計なものは道具袋の中には入れるなとあれほど言っているのに。。。ってか、これから魔王に挑戦しようとしているのに職業遊び人ってどういうことだ。せめてスーパースターになってないと勝てないんじゃね?
ちくしょー今の職業じゃ全然ダメじゃね?よし、道具袋が綺麗になったら1度ダーマ神殿に戻って職業の見直しをしよう。
仕方ないわ。今はまだ魔王の時じゃないわ。え、遊び人?貴様何してるの?そこの扉開けたら、ほら、もう戻れなくなるってセーブポイントが教えてくれたよね?
え、わんちゃんなんとかなる?いや、待て待て待て、あ、あ、あー、入っちゃったー。どうすんのこれ、まだ準備万全じゃないよ?もし勇者ご一行の僕らが負けたら世界終わりよ?
世界の半分も手に入らないよ?あー、もういいや、やるっきゃない。
 
・・・こうして勇者の手によって、魔王は倒され、世界の平和は保たれたのであった。
 

まとめます

今の時代、娯楽にあふれ、働き方も多様化し、人生の選択肢がめちゃめちゃ増えているこの時代に、誘惑に負けず、どれだけ自分の自己研鑽に時間を当てられるか。というのは大きなテーマの1つになり得ると思います。
怒りドリブンで、自分のモチベーションを高め、退路を断つことによって、無理やり自分を追い込むやり方は、ストイックですが非常に効果的なやり方ではないかと私は思います。
人生で敗北を味わったことがない人は少ないと思います。誰もが1度は辛酸を舐め、悔しい思いをし、もう2度と負けてなるものかと努力してもまた敗北し、そうやって人は成長して行くんですかね。
努力しても負けるのに、その努力すらサボらせる誘惑があるなんて、世の中世知辛いです。
仕方ない。私もあの時の怒りを思い出してちょっとランニングしてきます。