てっくすてーしょん

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エンジニアの職務経歴書はGitHubで管理すれば良いと思った話

エンジニアの転職時に必ず必要になるのが職務経歴書です。
また、今は転職する気が無くても、転職サイトなどに自分の職務経歴を登録することで今の自分にはどのようなオファーが来るのかなど、客観的な自分の評価を日頃から確認することができます。

今回は前の転職時に書いた職務経歴書をなくしてしまい、改めてGitHubで管理を始めてみたのでご紹介します。

職務経歴書がなくなった

転職ドラフトに参加したかった

転職ドラフトという転職サービスをご存知でしょうか?
ここに登録しておくと、企業からオファーが来るのは他の転職サービスと変わらないのですが、オファーがきた段階で年収が提示される日本ではちょっと珍しめのサービスです。

転職において、年収は重要な要素の1つですよね。
なので、私も登録しておいてどれくらいのオファーが来るのかを知りたいと思い登録してみることにしました。

断捨離癖が裏目に出まくった例

いつからいつまでこの現場にいて、どんな技術を使っていて、苦労した点や工夫した点を記述していく。
職務経歴書って0から書き始めるとちょっと大変だったりします。
なので、転職を経験した人は何かしらの形で職務経歴書を流用し、どんどん追記していくスタイルが一般的かなと思います。

私も例に漏れず、google driveにスプレッドシートを作成して保存していました。
ただ、私にはちょっと困ったことに断捨離癖がありまして、転職活動で使っていた転職用アカウントを削除してしまいました。。。
一応、google driveの中身は移行したつもりだったのですが、ただ共有設定にしただけだったようで、職務経歴書は跡形もなく消えてなくなってしました。
「いや普通アカウント消したりしないわ!」という声が聞こえてきそうですが、私結構アカウント作ったり消したりしちゃうんですよね。。。

転職するつもりがないのに職務経歴書を書くのは大変

仕方ないので、職務経歴書を書き直します。
が、なかなか筆が進まない。

それもそのはず、今私が職務経歴書を書くモチベーションは、「転職するつもりはないけど、参考程度に転職ドラフトに参加するか」くらいなので、他にやりたいことがあればそっちを優先してしまうのは盛者必衰のことわりなのです。

GitHubや自分のサイトで職務経歴書を公開している人がいるらしい

職務経歴書の管理方法を調べていると何やらGitHub(Gist)や自分のポートフォリオなどで職務経歴書を公開している人が結構いることを知りました。
GitHubで管理することで、スプレッドシートよりも多くのメリットがありそうなので、ようやっと思い腰をあげて職務経歴書を書き直しました。

利点1:バージョン管理できる

そもそもGitHubはバージョン管理ツールです。
エンジニアは、作業履歴が残ることで心が穏やかになります。
スーパーエンジニアになるための条件として、穏やかな心をもち、激しい怒りによって目覚めなければいけません。
その第一条件の穏やかな心を手に入れるためには、もはやGitHub管理は必須であり必然の流れというわけです。

また、markdownで記載しておくことで、差分の表示が抜群にしやすくなりますし、必要か不要かよくわからない罫線の呪縛から解き放たれストレスフリーな職務経歴書体験を実現できます。

利点2:プライベートリポジトリも作れる

実はGitHubでは、2019年1月より無料プランでも、プライベートリポジトリが無制限で作れるようになりました。

github.blog

本当にありがたいですね。
パブリックなリポジトリであえて職務経歴を公開している方もいらっしゃいますが、そういった場合には公開するとあまりよろしくない情報は伏せる必要があります。
また、gistのプライベート機能もURLさえ知っていれば、誰でも見ることができるようです。

私の場合、転職活動をしたい!となった時にそのまま使用できる職務経歴書にしておきたいなと思ったので、プライベートリポジトリで管理しようと思います。

利点3:issueでタスク管理ができる

前述しましたが、職務経歴書って0から書くととても時間がかかります。
ですので、私の場合は、何日かかけて書いたり、しばらく放置してみたりしてようやく完成する。ということがほとんどでした。
そうした時に、「TODO:ここをもうちょっと詳しく書く」と書いておいてもいいのですが、issueとして登録しておくことによって自分のTODOの履歴を残すことができます。
転職ドラフトで、審査に落ちてしまって指摘をもらった時には、指摘事項をissueとして登録しておけば便利にfixすることができます。

利点4:資格の証明書ファイルや画像も管理できる

所有資格において、証明書の写真やファイルの提出を求められることがありますよね。
しかし、そんなの合格した時にインセンティブをもらうために取って以来使ったことがありません。
また、サイトからダウンロードできるからハードディスクに保存しておかなくていいや。って放置したり、消してしまうと、ログインアカウントがわからなかったり(Java系の資格)、どこからダウンロードするのかわからなかったりする(Java系の資格)ので、たいした時間はかからないのですが、この作業すごくストレスに感じます。
この際、このリポジトリで一緒に管理しちゃいましょう。

もしかすると、もうすでに穏やかな心を手に入れている人は、この作業の激しい怒りによって、スーパーエンジニアへと変貌できるかもしれませんが、転職のたびに怒る必要はありません。
今回を最後にしましょう。

利点5:GitHub ActionsでPDFを出力できる

最終的に職務経歴書を提出する形式は、PDFなどが主流だと思うのですが、リポジトリをcloneしてvscodeかなんかの拡張でPDFファイルを出力するのはほんの少し手間だったりすると思います。

そんな時には、GitHub Actionsが使えます。

github.co.jp

更新する際には、PullReqを作成し、masterにマージされたら自動でPDFを吐き出しておく。
という仕組みを作ることで、とっても幸せになれるかもしれません。
こちらについては、まだ別の記事で紹介しようと思います。

2020/04/12 こちらにまとめました

www.techstation.jp

利点6:校正ツールで文章をチェックできる

人間はミスをする生き物です。
文章をかけば誤字もすれば脱字もします。
また、読みやすいように書いたつもりでも、読み手にとっては読みにくい文章となってしまうことも多々あります。
なので、一通り書き上げた後には、誤字脱字チェックなどをすると思うのですが、チェックするのも人間なのでまたミスをすることもあります。

技術同人誌界隈では、有名みたいなのですが、世の中には様々な校正ツールが存在しているようです。
文章の揺れを検知したり、読みにくいとされている文章を検知したりするツールがあるようなので、CercleCIなどで継続的にチェックできるようにしてしまいましょう。
こちらについても、別の記事でまとめたいと思います。

まとめます

結論:初めからGitHubで管理しておけばよかった。
利点6の校正ツールとっても便利で、長文になればなるほど力を発揮しそうです。
是非このブログにも入れたいと思っています。

GitHub Actionや校正ツールの記事を書いたらこの記事も更新していくのでお楽しみに!

今回は以上です。